imari日記

トットひとり~黒柳徹子の人生から

2016.02.10

1933年8月9日生まれの黒柳徹子さんは現在82歳

今、彼女が書いた「トットひとり」を読んでいます。

82歳の彼女は、今だ現役で活躍していることはテレビでもご承知ですね。

この本は、たくさんの著名人の出会いとの思い出を書き綴ったものです。

人生は人の出会いによって変わってきますが、彼女の出会いもまさしく言葉通りです。

この本の題名とおり、亡くなっている人の関わりを書いていますが、実に多彩な人達だったことが伺える内容です。

最も印象に残っているエピソードは女優の沢村貞子さんです。

この本を読んで沢村貞子さんの人生を知ったのですが、内縁関係の夫を心底惚れ抜いたと言っても過言ではないのです。

最愛の夫を亡くして3回忌を終えてから、床に伏していまいそれからは病院にも行かず、治療も断っていて食事もスープくらいでしたが、死ぬ3週間半、一切の食事を摂らず、お水と栄養の入った飲み物だけで「夫が待っているから」の思いだけで死を心待ちにしていると書かれています。

愛する人を失ったとき、もうこの世に興味をなくした彼女の生き方は、夫と一緒になるためにほとんど一生をかけた人生で本望だったようです。

お母さん役がぴったりの沢村貞子さんの生き方の激しさはどこからくるのでしょう!

あの時代の人が人生をかけて添い遂げたいと思わせる人との出会いがあったことがすごい!!

向田邦子、森繁久彌、渥美清、久米宏など出会いのエピソードが満載で面白い「トットひとり」

黒柳徹子さんでなければ書けない人間模様です。

今や、生き字引のような黒柳徹子さんですが、まだまだ現役で頑張る姿を見ていたいものです。

私もまだまだ頑張るぞ~!

それでは、今日はこの辺で。

明日もよい一日でありますように(^^)♪

じゃ~またねぇ!!!