imari日記

イングリット・フジコ・ヘミング

2016.03.09

この絵は、イングリット・フジコ・ヘミングが描いた作品です。

先週、キタラで演奏会があり83歳とは思えぬ生き生きとして尚繊細なタッチに魅了された2時間でした。

今から17年前にNHKでドキュメント番組が大きな反響を呼び、ブレイクしたことでご存じ方も多いかと思います。

また、菅野美穂主演でテレビドラマにもなって彼女の人生の過酷さもクローズアップされました。

悲惨な生活の中、風邪から中耳炎になって両耳が聞こえなくなり、演奏者にとって致命的なことも彼女の才能を埋もれさせることはなかったのです。

彼女の貧しく苦しい状況が長く続いたとき「この地救上に私の居場所はどこにもない。天国に行けば私の居場所はきっとある」と言い聞かせていたと言う!

大の動物愛護者であることもこの経験にほかならないのかと。。。

彼女の語録に「私の人生にとって一番大切なことは、小さな命に対する愛情や行為を最優先させること。自分より困っている誰かを助けたり、野良犬一匹でも救うために人は命を預かっているのよ」なんて心温まる言霊でしょう!!!

経験から今生かされていることを実感されているからこそ出る語録だと思う。

以前テレビで荒々しい演奏の記憶があったのですが、それがまったくなく目を閉じてじっくり聴き入ってしまうほど穏やかな、それでいて心の中で轟くようなピアノの音感に唯々感動しました。

腕から見える筋肉が、生涯現役であることを物語っています。

私自身も83歳の彼女の心強い生き方に大いに刺激を頂いた貴重な夜でした。

それでは、今日はこの辺で!

明日も一日良い日でありますように(^^)♪

じゃぁ~またね!!!