近頃の天気はこれでもかと思うくらい雪が降ったりとなごり雪になっていますが、少しずつ春の暖かさを感じています。道路の雪が真っ黒になっているのを見ると特に思いますね！

お彼岸が近づいてきていますが、故人を偲ぶ日本人独特の習慣ですが３年前に亡くなった母を思い出します。今、まさに映画館を賑わせている納棺師（おくりびと）が故人にメイクを行っていますが、メディカルメイクでは納棺師に代わって行うメイクをエンゼルメイクと言います。

今は、故人の家族の希望で病院でエンゼルメイクを行ってから自宅に戻ることもあり、綺麗になって送りだしたいとの思いが増えているようです。

私の母は８９歳にも関わらず普段から化粧をしていたので、いつも愛用していた化粧品を使ってエンゼルメイクをしました。ファンデーションをつけてから眉を描き頬紅、そして赤いリップをのせた顔は生前の面影を呼び戻させたくらいきれいでした。

故人の尊厳を感じながら厳かな気持ちでエンゼルメイクが出来たことはとてもいい経験でした。